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TOP > 心と魂のケア・生き方

心・魂のケア
失われた物語を求めて キッチンテーブルの知恵
失われた物語を求めて キッチンテーブルの知恵
レイチェル・ナオミ・リーメン 著
中央公論新社 / A5版317p / 2000.11/td>
価格 : 1,680円
著者は各地の小児科病院長、ガン患者の精神的サポート組織や医師教育プログラムなどに取り組んでいる女医である。手術を終え、不安を抱えて、退院。”乳がんなんかに負けられない”とすごく肩に力が入っていた頃、出会った本。レイチェル氏は40年も慢性の病気を患ってきた一人の患者の視点から、心もからだも自然体で過ごすことを示唆してくれる。この本の中の「まるのままの自分」の回復の頁は、批判、評価、分別などにとらわれず、手術後も自然体で生きることに気づかされ、肩の力がすーっと抜けた。静かな、心を癒してくれるエッセイ集。この本は、友人に贈られて読み感動した読者が「そうだ、あの人に買ってあげたら、勇気づけられるだろう」と考えて、自分も1冊買って友人に贈る−そういう過程が繰り返されて多くの読者を得たという。私もまた、大切な人へ贈った1冊である。

ナラティブ・ベイスト・メディスン―臨床における物語りと対話
ナラティブ・ベイスト・メディスン―臨床における物語りと対話
トリシャ・グリーンハル/ブライアン・ハーウィッツ 著
金剛出版 / A5版310p / 2001.9
価格 : 5,040円
人間はそれぞれ、自分の「物語(ナラティブ)」を生きており、病気もまた、その物語の一部である。しかし、臨床では、EBM(エビデンス・ベイスト・メディスン=根拠に基づく医療=データに基づく医療)が強調され、患者を「疾病名」を持った対象でしか見ない医師もいる。病気をみて、人をみず、というやつである。この本では、患者の語る物語「ナラティブ」に耳を傾けることから医療が始まるというスタンスで、EBM(根拠に基づく医療)の研究者でもあった編者と医療の第一線で活躍する29人の医師らにより、NBMの理論とその背景、実践に関する情報が書かれたもので、医療関係者に役立つだけでなく、私達、患者が読んでも面白い。うん・・・うん・・・うん!と、頷いてしまう。

苦しみの中でも幸せは見つかる
苦しみの中でも幸せは見つかる
小澤竹俊 横浜甦生病院ホスピス病棟長
扶桑社 / B6版206p / 2004.2
価格 : 1,000円
「苦しみ」とはいったい何なのか、その苦しみの中で、人はどう生きていけるのか…。どの人にもその人なりの苦しみがあり、またそれゆえに気づくこともある。横浜甦生病院ホスピス医である著者が、人の存在のありかたのしくみを、自らの体験、TVドラマ、歌詞などを例にあげてわかりやすく説明し、苦しみの中にいたとしても、「生きる理由」「生きるちから」は得られるのだと語りかける。

ぼくたちの生きる理由−ホスピス病棟四〇五号室−
ぼくたちの生きる理由−ホスピス病棟四〇五号室−
今西乃子
ポプラ社 / B6版200p / 2004.11
価格 : 1,155円
横浜甦生病院ホスピス病棟長小澤竹俊医師と、ホスピス病棟に入院している患者さんとのドキュメント。対話や行動のひとつひとつが、苦しみとは何か、いのちとは何か、「生きる」ということはどういうことかを、読む人に問いかけてくる。読みやすく、わかりやすく書かれた児童書だが、真摯な目で医師と患者の交流を見つめ、生と死についてじっくりと考えさせるノンフィクション。

がんとともに生きる NHK生活ほっとモーニング
がんとともに生きる NHK生活ほっとモーニング
NHK生活ほっとモーニング 編
徳間書店 / A5版213p / 2005.4
価格 : 1,260円
朝の番組「生活ほっとモーニング」で企画された「がんサポートキャンペーン」の内容を、「心・気持ちのケア」を中心にまとめた本。患者の不安の声に、医療者・先輩患者が応える形で、治療前・治療後・その後の生活、再発不安や再発の苦しみ、医療者との関わり方について、きめ細かく取り上げられています。主婦層が見る番組であることから、特に女性のがん(乳がん・婦人科がん)に注目して書かれており、同じような悩みを持つ患者にとって、共感できる本です。

がんとこころのケア
がんとこころのケア
明智龍男  国立がんセンター研究所支所精神腫瘍学研究部室長
NHKブックス / B6版253p / 2003.7
価格 : 1,019円
「がんかもしれない」と思った瞬間から、そしてがんが完治したとされてからも、ずっと抱き続ける患者の心の不安、心の問題が影響する患者の生活の質。そして、それを取り囲む家族の心の精神的な不安。真のサイコオンコロージーとは何か。具体例を挙げ、対処方法を解説しています。

心の揺れ、知性の波 PMSと更年期−ホルモンをめぐる物語
心の揺れ、知性の波 PMSと更年期−ホルモンをめぐる物語
ローリー・A・フッターマン/ジョン・E・ジョーンズ 著
はまの出版 / A5版323p / 1999.4
価格 : 1,890円
乳がん治療のホルモン療法中で、汗が突然噴き出したり、気分が落ちこんだり、すぐに涙があふれてきたり、イライラしたり、ど〜も物忘れがひどい、集中力がない、眠れない、寝汗をかいて何度も目が覚める・・・などなどの状態で、「私、どうしちゃったの・・・」と苦しんでいる方、ぜひ、読んでみてください。曽我も前述のような状態に苦しんで、自力でこの本にたどりつきました。女性ホルモンのエストロゲンは、もともとどういう働きをするもので、それを出さないようにするホルモン療法を行えば、どういう状態になるかがわかります。ドクターも、診察時に、エストロゲンについて、もっと患者さんに伝えてほしいな〜。医療者の方も、ぜひ、読んでみてください。

愛と憂鬱の生まれる場所 「脳科学の最先端」が教える、人間の感情と行動の「処方箋」
愛と憂鬱の生まれる場所 「脳科学の最先端」が教える、人間の感情と行動の「処方箋」
ダニエル・G・エイメン 著
はまの出版 / B6版444p / 2000.1
価格 : 2,415円
ホルモン療法の副作用などで、うつのような状態に苦しんでいたとき、このタイトルにひかれ、本屋でたまたま手にとった一冊です。不安、うつ、過度な心配、怒り、動揺、そして、愛や思いやり、思慮深さ、信頼感などを生むのは、「脳」であり、「脳のパターン」がその人の助けになることもあれば、妨げになることもあるというのです。脳科学の最先端の画像撮影技術を用い、5000人もの人を診察、治療してきた医師が、脳と思考、感情、行動との関わりをわかりやすく解説しています。目からうろこの内容。脳の機能を知ると、納得&解決できることもあるかもしれません。(曽我)

生きることば あなたへ
生きることば あなたへ
瀬戸内寂聴 著
光文社 / B6版229p / 2001.2
価格 : 1,300円
数ある寂聴さんの本の中で、枕元に置いて、眠れない夜に、苦しい夜に、恋しい夜に、かなしい夜に、ぱらぱらめくる小さな本。体、心、命、魂に語りかけてくる言葉たち。がんと付き合いながら生きるあなたはもちろん、家族の方にも手にとっていただければと思います。今の私は、P.138が好き。(曽我)

孤独を生ききる
孤独を生ききる
瀬戸内寂聴 著
光文社文庫 / 文庫版224p / 1998.10
価格 : 480円
人は生まれるときもひとり、死ぬときもひとり。実は、孤独な存在。でも、だからこそ、人を愛することが無条件にすばらしいと思える。「あ〜、私、ひとりぼっち・・・」と思っている女性は、ぜひ、手にとってみてください。(曽我)

たけしの死ぬための生き方
たけしの死ぬための生き方
ビートたけし 著
新潮文庫 / 文庫版224p / 1997.7
価格 : 420円
あの事故が、たけしさんに何をもたらしたか―――。(曽我)

仏の教え ビーング・ピース〜ほほえみが人を生かす〜
仏の教え ビーング・ピース〜ほほえみが人を生かす〜
ティク・ナット・ハン 著
中公文庫 / 文庫版184p / 1999.11
価格 : 580円
私は宗教を持ちませんが、この本は、今、「生きること」について考えている方に、ぜひ、読んでいただきたい1冊。一瞬一瞬を全きまでに生きるための発見の書。詩人で、平和活動家で、ヴェトナム出身の僧侶が話し言葉で語る仏の教えです。第1章「苦しむだけでは充分でない」から始まります。2日で読める!原書『BEING PEACE』(THICH NHAT HANH)(←英語簡単)で読むとさらによし◎(曽我)

この世 この生−西行・良寛・明恵・道元
この世 この生−西行・良寛・明恵・道元
上田三四二 著
新潮文庫 / 文庫版206p / 1996.5
価格 : 380円
著者は、医師で、歌人で、評論家で、作家でもあった人。自らもがんになり、再発までの18年間、生死の境に思いをひそめた無常の意識を、宗教の救いを拒否しつつも、自らの魂に問いつづけ、そこから命の光を放ちました。4人の先人たちの生きる姿に我が命を響かせて書き上げた一冊。私の座右の書。(曽我)

シッダールタ
シッダールタ
ヘルマン・ヘッセ 著
新潮文庫 / 文庫版164p / 1971.2
価格 : 380円
生に苦しみ出離を求めたシッダールタは、苦行を重ねたあげく川の流れを眺めながら、一切をあるがままに愛する悟りの境地に達します。学ぶことにとどまらず、自分の中から目覚めさせるところまでいってはじめて、人は癒されることをこの本で知りました。仏教徒ではない私のバイブル。(曽我)

地獄は克服できる
地獄は克服できる
ヘルマン・ヘッセ 著
草思社 / B6版262p / 2001.1
価格 : 1,680円
タイトルは強烈ですが、数々の苦しみを体験し、そこを突き抜けた人にしか書けないエッセイと詩は、苦しみの中にある人にとっては真ん中に入ってくるでしょう。(曽我)

新訂 徒然草
新訂 徒然草
西尾実 安良岡康作 校注
岩波文庫 / 文庫版438p / 1985.1
価格 : 840円
学生時代に古文で読んだ(読まされた)徒然草、しかし、今、病気と付合いながら読む徒然草は、スゴイ勢いで、一言一言が迫ってきます。第百三十七段の「花は盛りに、月は隈なきをのみ、見るものかは。・・・」授業では、ここまででしたが、そのあと、男女の仲も同じようである、と続いています。先を歩いた兼好の人生を見抜く的確な言葉に、今、再び出会うときかもしれません。(曽我)

がん・家族はどうしたらよいか―告知・医療・ホスピス・看取り 迷い、悩んだとき
がん・家族はどうしたらよいか―告知・医療・ホスピス・看取り 迷い、悩んだとき
季羽倭文子 著
池田書店 / B6版255p / 2002.12
価格 : 1,260円
家族のひとりががんと告げられた時、家族はその人に何ができるのか、何をしてあげたらいいのか、当事者でないからこそとまどうことが多いものです。告知をされた時、治療中、再発後、在宅看護時など、その時々でできる家族のケアのポイントを、訪問看護の実体験をふまえて、わかりやすく述べています。緩和ケア病棟についての情報もあります。(柏木)

死にゆく者からの言葉
死にゆく者からの言葉
鈴木秀子 著
文春文庫 / 文庫版281p / 1996.10
価格 : 500円
病で死んでいく人の、死の間際に、ふいに落ち着きを取り戻す瞬間があります。「仲良し時間」といわれ、そのときに多く立ち会った経験を持つ方のさまざまなエピソードが語られています。患者が死を前にして、何をしたいのか、望んでいることは何なのか、静かに聞いてあげ、許し合う、そうして穏やかに旅立っていけることの大切さが心に沁みます。(柏木)

帯津流がんと向きあう養生法
帯津流がんと向きあう養生法
帯津良一 著
NHK出版 / B6版221p / 2005.2
価格 : 1,365円
帯津先生が22年間、がん患者とともに過ごした経験から得た「がんと生きるための知恵」が、この本にあふれています。ホリスティック医療とは、「こころ」と「からだ」と「いのち」が渾然一体となった、人間をまるごととらえる医学であり、それら3つのバランスがとても大切であると、帯津先生は語っています。「笑う」「信じる」「愛する」「食べる」「飲む」「眠る」「運動する」「働く」・・・、毎日の基本になるひとつひとつの所作を、気楽に、自分にこころよい方法で行うこと。それが「がんと向きあいながら」生きるための大事なステップであることを教えてくれます。(柏木)

死を見つめる心−ガンとたたかった十年間
岸本英夫  著
講談社 / 文庫版226p / 1973.3
価格 : 460円

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