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内容の説明Q&A

乳がんの症状と検査
Q1乳がんは女性ホルモンと関係があると聞きました。閉経しているのですが、乳がんになる可能性はありますか?
Q2乳がん検診で、要精密検査になりました。乳がんでしょうか?
Q3検診で、異常が見つかり、精密検査を受けますが、どのような検査が行われますか?
Q4病院を受診しようと思いますが、乳腺の専門医がいる病院はわかりますか?
Q5家の近くの病院には乳腺の専門の先生がいらっしゃいません。一般外科を受診してもよいでしょうか?
Q6乳房にしこりがありますが、自分で良性、悪性の区別はつきますか?
Q7乳がんかどうか、調べてもらうための検査費用はどのくらいですか?
Q8生理の時に胸が張ったり、痛くなったりするのは、乳がんでしょうか?
Q9「しこりがない」乳がんもあると聞きましたが、しこりがない場合、自分で気づくことはできるのでしょうか?
Q10マンモグラフィ検査で「石灰化」があると言われました。乳がんでしょうか?
Q11しこりに針を刺して細胞を取って検査しましたが、乳がんかどうかわかりませんでした。細胞まで取って調べてわからないこともありますか?
Q12しこりに針を刺して細胞を取る検査をしました。今日はお風呂は入ってもいいでしょうか?
Q13マンモトームの検査は、どこででも受けられますか?
Q14「乳がんの手術をしてから骨シンチグラフィは撮ります」と言われました。手術前に検査をしなくても大丈夫でしょうか?
Q1530代で乳がんになりました。娘がいますが、遺伝が心配です。
Q16授乳中で、おっぱいが出ていますが、乳がんの検査はできますか?
Q17乳がんは、予後が良いと聞きましたが、治るのでしょうか?
Q18閉経後に太ると乳がんになりやすいと聞きましたが、ほんとうでしょうか?

Q乳がんは女性ホルモンと関係があると聞きました。閉経しているのですが、乳がんになる可能性はありますか?

A乳がんは、エストロゲンという女性ホルモンの影響を受けやすいがんです。エストロゲンは、閉経後も脂肪組織から作られているので、乳がんに罹る可能性はあります。日本では、乳がんにかかる年齢は、40代後半にピークがあります。しかし、閉経後の50歳から80歳の患者さんも増えていますので、検診は大切です。


Q乳がん検診で、要精密検査になりました。乳がんでしょうか?

A乳がん検診で異常が見つかり、精密検査が必要となる人は約5%(100人中5人)といわれています。さらに精密検査を受けた方の約2%、つまり全体ではおよそ1000人に1人に乳がんが見つかっています。
乳がん検診で異常が見つかっても、全員が乳がんではありませんが、自己判断はしないで、かならず、精密検査を受けてください。


Q検診で、異常が見つかり、精密検査を受けますが、どのような検査が行われますか?

A検診と同様に、視触診から行われます。「検診」と「受診」では、診方も異なってくるからです。マンモグラフィ、超音波検査などの画像検査と併せて、細胞を取って検査をする細胞診があります。

参照:検査の詳しい内容については、
「内容の説明」の「診断が付くまでの検査」をご覧ください。



Q病院を受診しようと思いますが、乳腺の専門医がいる病院はわかりますか?

A左のメニューより「全国・乳腺専門医いる病院」のページをご覧下さい。ドクターの異動や、曜日によって担当ドクターが決まっている病院もありますので、受診する際は、かならず、その病院にたずねて、確認してください。


Q家の近くの病院には乳腺の専門の先生がいらっしゃいません。一般外科を受診してもよいでしょうか?

A日本乳癌学会の認定する乳腺専門医以外でも、乳腺を専門としている医師はいますし、原則として一般外科でも乳がんの診断・治療手術を行っています。受診の前に、病院に電話等で連絡し、乳腺を専門としている外科医がいるかどうか?乳がんの治療を行っているかを確認して下さい。乳がんの診断にはある程度の経験を必要としますから、もし、乳がんを扱っていない、マンモグラフィなどの検査機械を所有していない病院だった場合は、少し遠くても専門医のいる病院で診断を受けるほうがいいと思います。


Q乳房にしこりがありますが、自分で良性、悪性の区別はつきますか?

Aしこりには、さまざまな検査をしても、良性か悪性か判断がつきにくいものもあります。そのくらい区別は、難しいものですから、自分ではわかりません。かならず、外科、もしくは乳腺外科を受診して検査を受けましょう。


Q乳がんかどうか、調べてもらうための検査費用はどのくらいですか?

A通常、乳房のしこりや乳頭からの分泌物など、気になる症状があって受診する場合は、健康保険の適応になりますので、3割負担です。
初診料、視触診、マンモグラフィ検査、超音波検査を行うと、3割負担で約3,200円〜3,500円ほどかかります。


Q生理の時に胸が張ったり、痛くなったりするのは、乳がんでしょうか?

A乳房の組織である乳腺は、女性ホルモン(エストロゲン、プロゲステロン)の影響を受けます。一般に生理前1週間から生理にかけては、プロゲステロンの影響で、胸が張ったり、痛くなったりする人もいます。生理が終わったときは、エストロゲン、プロゲステロンの分泌が少ないので、乳腺に対して影響を及ぼしません。乳がんのチェックは、生理が終わってから行いましょう。


Q「しこりがない」乳がんもあると聞きましたが、しこりがない場合、自分で気づくことはできるのでしょうか?

A乳がんの症状はしこりだけではありません。妊娠、授乳中でもないのに、乳頭から分泌物があったり、乳頭がただれていたりといった症状もあります。毎月、月経がある人は月経が終わってから、閉経している人は、毎月日にちを決めて、自己検診をしてください。自分の乳房は自分で守りましょう。

参照:詳しい自己検診の方法とチェックの内容は、
「乳がん検診」の「自己検診の内容」をご覧ください。



Qマンモグラフィ検査で「石灰化」があると言われました。乳がんでしょうか?

A石灰化=乳がんではありません。石灰化についても1〜5までカテゴリー分類があります。3以上の場合は、精密検査が必要ですが、1,2は良性となっています。精密検査が必要なのか担当のドクターからも詳しく説明を聞きましょう。


Qしこりに針を刺して細胞を取って検査しましたが、乳がんかどうかわかりませんでした。細胞まで取って調べてわからないこともありますか?

A全ての検査が万能ということはありません。穿刺吸引細胞診検査では、しこりが触れにくいとき、しこりの大きさが小さいとき、しこりの中に細かくがん細胞が散らばっているときなど、正確に細胞が取れないこともあります。また、取った細胞が少ないとき、などもわからないときがあります。確定診断をつけるために、組織検査を行う場合もあります。
組織検査では、細胞をかたまりで取り、顕微鏡で調べます。方法には、針生検、マンモトーム、外科的生検があります。


Qしこりに針を刺して細胞を取る検査をしました。今日はお風呂は入ってもいいでしょうか?

Aふつうの細い針で行う穿刺吸引細胞診の場合は、入浴してもかまいません。しかし、局所麻酔をして、太目の針で細胞を取る検査(針生検)の場合は、入浴は控えましょう。


Qマンモトームの検査は、どこででも受けられますか?

Aマンモトームの機械は値段も高く、日本ではまだ設置されている施設は、全国で150ヶ所程度です。
マンモトームが受けられる施設については、ジョンソン・エンド・ジョンソンの「ウーマンズヘルスパートナー」コールセンター(TEL)0120-744-066(祝日を除く月〜金の10〜16時)へ直接お問い合わせ下さい。


Q「乳がんの手術をしてから骨シンチグラフィは撮ります」と言われました。手術前に検査をしなくても大丈夫でしょうか?

A骨シンチグラフィは、骨への転移の有無を調べる検査です。現在、症状(腰の痛みなど)がなければ、手術の方法に変わりはありませんので、手術後に検査をしても大丈夫です。


Q30代で乳がんになりました。娘がいますが、遺伝が心配です。

A母親や姉妹に乳がん患者がいると、乳がんになるリスクは高いといわれています。BRCA1、BRCA2という乳がんへ関与する遺伝子も発見されていますが、その遺伝子が娘さんに遺伝しているかも不明ですし、遺伝子を持っているからといって、必ずしも乳がんを発症するとは限りません。お嬢さんも多少リスクが高いととらえ、30代から自己検診や定期検診を受けるようにされたらいいと思います。


Q授乳中で、おっぱいが出ていますが、乳がんの検査はできますか?

Aマンモグラフィ検査は適しませんが、授乳中であっても、超音波検査や穿刺吸引細胞診などの検査はできます。授乳中や妊娠中は、乳腺が発達していて、乳がんの発見が遅れやすく、その結果、かなり進行して発見される、ということがあります。「おかしいな」と思ったら、直ぐに、外科あるいは乳腺外科を受診し、検査を受けることが大切です。


Q乳がんは、予後が良いと聞きましたが、治るのでしょうか?

A乳がんは、全身病と考えられていますので、手術によりがん細胞を切除した後も、10年間の経過観察が必要になります。そういう意味では、手術をしたから治ったとは言えない病期です。但し、早期(0期〜I期)に発見して治療した場合、9割近くの人が、治癒したと同じ状態になるというデータが示されています。発見が早いほど、治療の選択の幅もひろがり、その後の生活や生き方にも影響してきます。


Q閉経後に太ると乳がんになりやすいと聞きましたが、ほんとうでしょうか?

A乳がん患者さんに肥満の方が多いのは事実です。特に閉経後は、女性ホルモンのエストロゲンは、脂肪細胞から作られますので、痩せている方に比べますと危険性は高いと考えます。

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