手術のあとにケロイドになる、ならないかは、手術時の縫い方、傷の緊張の程度、傷の場所、術後のケア、皮膚の体質などが影響します。
手術時の縫い方は、現在、どこの施設のドクターでもできるだけ傷跡が目立たないよう、工夫されていると思います。手術前の説明の時に、どこにどのような傷跡が残るのか、聞いておきましょう。
一般的には皮膚の表面は外科用のテープで止めたり、ボンドを使用したりしています。退院してからも傷に直角にテープ(サージカルテープ)を2〜3ヶ月間、貼っておくと、傷が伸びたりしないで、効果的です。ただし、温存手術後、放射線治療をする方は、テープの必要はありません。放射線照射そのものにケロイドを予防する効果があります。
放射線治療後は、皮膚への障害もありますが、治療後は、皮膚、傷跡はきれいになります。
参照:放射線治療の皮膚への障害については、
「治療2 放射線療法」の「放射線治療の副作用」をご覧ください。
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