●PET検査の質について●
- PET画像がピントの甘い写真のようになるので、CTやMRIなどの画像検査と併用する必要がある
- 画質を高めるために、受診者に食事や運動を控えるなどの前準備を徹底させる必要がある
- 専門医の読影能力にも左右される検査である
(一定の質の検査が全国どこでもできるように、「認定医」などが必要になるだろう)
- PET装置は、施設によって違いがある
(装置の値段や性能は違っている)
- 保険診療では、PET検査のガイドラインや施設の条件が定められているが、自由診療では、定められていないため、施設によって検査の質に違いがでることがある
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【PET保険診療を行う施設の条件(厚生労働省 診療報酬改定による)】 |
- 核医学診断の経験を3年以上有し、かつ、所定の研修を終了した常勤医師が一人以上いる
- PET製剤の取扱いに関し、専門の知識および経験を有する専任の放射線技師が一人以上いる
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※自由診療だけを行う施設では、上記のような条件の縛りはない
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●検査費用について●
- 自由診療(ドック・検診)の場合は、他の検査や送迎などと組合せて、10万〜20万を超える料金が設定されていることもある。PET単独の価格は、約8万円だが、PET装置が高額(数億円)のため、「検診ツアー」や「宿泊コース」など、さまざまな展開を行っている施設もある
- 保険診療の場合、保険適用になるかどうかの判断は難しく、あいまいな部分もある
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●PETを受けるときの留意点●
- PETの特徴、長所、短所を正しく理解した上で検査を受ける
- がん検診では、PET単独ではなく、他の検査と併用することが望ましい
- 検査を受ける施設の情報を入手し、わからないことや不明な点は、わかるまで問合せる
- 費用や保険の適用についても、事前に確認する
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PET検査は、新しい検査であり、現段階では、まださまざまなデータは出ておらず、
検査の有効性は、今後、徐々に検証されていくものだということを知っておくことが大切!
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